屋根工事自体、特に必須となる資格があるわけではありません。
瓦技能士と呼ばれる免許もあるのですが、その免許がないと業務に携われないというわけではないので未経験者も含め、幅広い人材を採用しています。
未経験の方にまず理解していただきたいのが、屋根の構造。
屋根は垂木、野地板、ルーフィングシート、屋根材という4つの建材から構成されています。
垂木は屋根の骨組みとなっているもの、野地板は屋根に敷く板のこと、ルーフィングシートは防水性を高めるシートのこと、屋根材は表面を覆う屋根のことです。
雨風の影響をできるだけ最小限にとどめるには、屋根材自体を隙間なく密着させ、設置していくことが不可欠です。
最近はスレート屋根材のように平らで均等な大きさのものを使うケースが多いので、設置にそこまで苦労するわけではありません。
しかし瓦屋根のように表面が曲線を描いていたり、反っているものを取り付ける場合は、充分に下地に密着させる必要があります。
下地には葺き土と呼ばれる土を使って、隙間なく埋める形が主流です。
弊社は瓦屋根、スレート屋根どちらの施工にも携わっていますので、それぞれの設置方法を現場で学んでいただければと思います。